コンテンツへスキップ
MENU
CLOSE

精液検査

精液検査

  • 精液検査について

    精液検査は、男性の生殖能力(子供をつくる力)を評価するうえで重要な検査です。近年、晩婚化に伴い不妊に悩むカップルが増えてきています。将来的に子供をつくることを前提としているカップルの間で、結婚にあたってのブライダルチェックの一環として、男性が精液検査を受けることが一般的になってきました。

    カップルの不妊の約半数は男性側に原因があるとされています。順天堂大学辻村晃先生の調査によると、ブライダルチェックを受けた男性の7~8%に精子数の減少、もしくは運動性の低下などの異常が認められ、さらに1~2%で無精子症、つまり精液中に全く精子が認められない状態であることが報告されました。妊活前の男性の約1割、つまり10人に1人はすでに精液をつくる能力に問題がある可能性があります。

    精液検査のイメージ
  • 当院での検査

    当院では、「妊活を始める前に自分の精子の状態を知っておきたい」という方のために、精液検査を行っています。この検査は健診扱い(自費診療)となり、診察料(初診料3,300円、再診料1,100円)と検査料3,300円がかかります。

    当院では精液分析器SQA-iOを導入しており、一般的な検鏡法による精子濃度や精子運動率に加えてさらに詳細な分析をおこなうことができます。SQA-iOによる分析結果から得られる項目は以下の通りです。結果はレポートの形でお渡しします。
    レポートのサンプルはこちらをご覧ください。

    自動精液分析装置「SQA-iO」
    自動精液分析装置「SQA-iO」

    • SQA-iOの分析結果から得られる項目

      • 精子濃度
      • 精子運動率(前進運動率、高速前進運動率、低速運動率)
      • 非運動率
      • 不動率
      • 正常形態率
      • 運動精子濃度(前進運動精子濃度、高速前進運動精子濃度、低速運動精子濃度)
      • 機能精子濃度
      • 曲線速度
      • SMI

  • 治療について

    もしも精液検査で異常が見つかった場合、当院で引き続き男性不妊診療を受けていただくことができます。こちらは保険診療となります。診察の結果、精索静脈瘤手術や精巣内精子採取術などの外科的治療が必要と判断される場合でも、日赤病院と連携することで手術治療にも対応させていただきます。

  • 最後に

    精液検査は、男性不妊症の診断のうえで重要な検査であり、妊活の第一歩でもあります。もしお悩みやご不安がある方は、ぜひ当院に一度ご相談ください。